2017年5月25日木曜日

デザイナーの資質または病気

大学生にプロダクトデザインを教えていて最初の授業で親睦を図るため、各々に趣味はなんですか?と尋ねると特に無いという学生が多く驚くことがあります。深く尋ねると音楽が好きで聴いているが趣味と言えるほどでは無いなどの返答が多いですね。

自らを振り返れば子どもの頃の友人たちは切手を集めたり、仮面ライダーカードを集めたり、サボテンを集めたり、歯車を集めたり、スプリングを集めたり、珍しい石を集めたり、化石を集めたりでした。

周囲にいるデザイナーは何かしらの収集癖みたいなものを持っているように思う。大人になりデザイナーやクリエイティブな職業についた友人たちは、カメラを集めたり、変な車やバイクを何台も持っていたり、工具を集めたり、文房具にこだわったり、陶磁器にはまったり、へんなビンを集めたり、種を収集したり、本を集めたりだ。

立体の造形を扱う若いデザイナーの卵たちが、何かを収集するという経験がないことが不安でならない。何かの質感や形に強烈なこだわりが生まれ、ついつい収集しなくては収まらないという強迫観念に似た感覚がなくして、形に落とし込む仕事ができるのだろうかと。収集し数を集めだすとどうしても分類したくなる。ただランダムに並べておくだけですまなくなり、同じものを同じように集めていても、その置き方の順番やレイアウトに収集した人の個性が現れますよね。そこが面白い。

例えば切手ならばアルバムに並べた切手をどうレイアウトしようか、分類はこれでいいのか、悩みだし数時間にわたって切手を並べ替える作業に没頭することになるわけです。(最近は切手を集めている人も少ないと思われるので、その状況がわからいでしょうが、先の丸い切手を傷めないピンセットを使って最新の注意をはらいながら、アルバムの中を移動させるのです。まるで科学の実験でもしているかのように。)

こうしたことは、デザイナーの卵たちにとってある種の練習になるのだと信じています。エビデンスがあるわけでもなく、自分の思い込みではあるのですが・・・好みの質感や形、絵柄を見極めたり分類してレイアウトする。今の仕事も同じ延長線上か、平行線状に位置してとしか思えないのです。

とはいえ、急に何かを集めなさい!と強制するわけにもいかず、収集することの楽しさを教えなければならないという、いかがなものか?という状況なのです。後に紹介する予定ですが、使用済みの海外からのエアメールを集めたりするような収集って面白いでしょ?っと語って聞かせるとというのが、授業の冒頭だったりします。

そういえば小学校の頃押し花にはまって、しばらく押し花づくりばかりやっていたことを急に思い出しました。それからカニの殻の収集も・・・。鍋で食べたカニの甲羅をきれいに洗って庭に干すのですが、干すたびに猫に取られ、段ボールで猫捕獲機を製作し、猫を捕獲しようとしましたが、夜中に恐ろしい音がして猫は段ボール箱の罠を壊して逃げていきました。うちで猫飼いたかったなぁ~。

2017年4月8日土曜日

DUCATI PASOウェーバーのセッティング



ウェーバーダウンドラフトのアジャストメントスクリューの戻し数
https://sites.google.com/site/kaizofix/kaizo-pdf/

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